Go Down Gamblin' ver.6

私taipaが趣味の世界からお送りします

リボ払いが終わった

どうにも資金繰りが回らないので、イオンカードのリボ払いを使うようになったのは2年前であった。今月でようやく、残債が0になった。

2年前に65歳になり、加給年金が出て少し生活が楽になるはずであったが、ロシア・ウクライナ戦争のあおりで公共料金が急騰、食料品・生活用品も2~3割値上がりした。年金スライドは1~2%なので、収入が増えず支出だけが増えることになった。

資金繰りを回すため、はじめは年会費など言い訳がきくものをリボ払いにし、それでも間に合わず全リボにした。ピーク時には数十万円をこれで工面したが、当然ながら月数千円の利息負担が生じた。

今後収入が増えることはないため、できるだけ早く返さなければならない。日銀が国債引き受けを減らしたいのと同じ理屈である。

幸い、ここ2年間で突発的な支出は発生せず、遅ればせかつインフレには追い付かないものの年金額もスライドしたので、何とか返せそうな状況となった。かといって、ぐずぐずしていたら情勢が変わってしまうかもしれない。

1年のうちで一番資金繰りが楽なのは4月から6月である。この期間には国民健康保険介護保険の引き落としがないし、冷房で電気代が上がるのは少し先である。Excelを確認しつつ、リボ払いを増額する。イオンはそういう細かい操作ができるのがありがたい。(名前は出さないが、他のカード会社ではできないところがある)

その結果、今月はじめの支払いをもって、2年前から続けていたリボ払いの残高が0になった。ありがたいことである。リタイア以来2年前までリボ払いはなかったので、ようやく元に戻ったことになる。

もちろん、月々のカード払いは残っているけれども、未払いのカード代金が買掛金とか未払金であるのに対し、リボ払いは借入金である。借入金だから、年15~18%という高い利息が付く。

かつてサラ金と呼ばれた消費者金融会社は、合法か非合法か不明な金利を取り(グレーゾーン金利)、いまになって返還させられている。そうした金利は税金とか販売経費(△富士ダンサーズなどのCM)に使われて、それが景気をよくしてきたのだ。

カード会社もカタギのような顔をしているけれども、実際やってることは当時のサラ金と変わらない。楽天だってドコモだって、高収益なのはグレーな分野である。

逆に言えば、そういうサービスを利用すれば、必ずかかった費用以上の負担をさせられて、企業の儲けになるということである。だからやむを得ない場合を除いて、利用しないに越したことはない。

どうしても手持ち資金が足りないことは、「罪と罰」の時代もあったし、もっとずっと前からあった。意志と努力と運に恵まれて返せる状況になったら、すみやかに返すのが地獄の釜から逃れる有力な手段である。

 

p.s.これまでFC2で連載してきましたが、運用が不安定などいろいろ問題がありますので、はてなブログに移行します。お手数ですが、ブックマークの変更をお願いします。

p.s.その2 年金生活雑感、バックナンバーはこちら

p.s.その3 中高年の山歩き、糖質制限関連の記事は、Bloggerに掲載するようにしました。こちら。

 

2年前からやむなく使っていたリボ払いを、何とか返すことができた。国保介護保険料の支払いのないこの時期に返せないと、また1年先になってしまう。リボ払いは借金と同じなので、早く返せるなら返した方がいい。