Go Down Gamblin' ver.6

私taipaが趣味の世界からお送りします

健康管理は自己責任 SGLT2阻害薬を捨てる

昨日8月6日朝、公園遊歩道400m周回。体調は戻ってきたものの、まだ本当でない。km15秒ほど遅い夏場ペースで走ったものの、汗の出が半端でない。それでも、km1分以上遅い服用直後の事態からは改善した。

前回思わせぶりな書き方をしてしまったが、原因はSGLT2阻害薬である。具合が悪いので何かありませんかと私が訊いた訳ではなく、腎臓の数値が悪いから飲んだらどうですかと薦められた。飲んでみたら、とんでもない副作用があった。

よく調べてみると、血液中の糖分を尿に出す薬である。血糖値もHbA1cも平常値の人間に、こんなものを飲ませて低血糖と頻尿が起こらない訳がない。こんな薬を薦めるようでは、医師ではなく証券会社のセールスである。3日飲んでいないが、まだ調子が悪い。

 

今週はもう少し軽い記事を準備していたのだが、緊急事態が発生してしまったので急きょ差し替え。発端は8月1日に先月の検査結果を聞きに医者に行った時に、珍しく長々と説明されたことであった。

糖尿病の指標である空腹時血糖やHbA1cの数値は良好で、薬も飲んでいないのに正常範囲内である。肝機能は高脂血症薬を飲み続けていることもあって、コレステロール中性脂肪も正常、LDLは下がりすぎというくらいであった。

ところが、腎機能の数値が好ましくないとおっしゃる。eGFRの数値が60台から50台に下がり、治療を始めた方がいいという説明である。eGFRについては調べたことがあって、例えば腎臓で濾過がされていないとかそういう数字ではなく、クレアチニン値と年齢・性別から目安となる数字を出しているだけである。

私は若い頃からクレアチニン値が高く、30代の頃も1.1~1.2であった。その後も落ち着いてきたものの0.9を下回ったことはない。だからいいということではないが、大騒ぎするほどでもないと思っている。ちなみにクレアチニン値は筋肉量が多い人ほど高くなる。私は67歳で体内年齢51歳と出るくらい筋肉量が多い(体脂肪も多いが)。

腎不全や人工透析の人はeGFRが15とか20に下がる。腎臓病そのものが自覚症状のほとんどない病気だが、いま現在、尿蛋白が出ているとかむくんでいる訳ではない。さらに下がって30~40になったとしてもまだ症状は現れない可能性が大きい。その頃には寿命が来るはずである。

SGLT2阻害薬の仕組み。腎臓で濾過された糖分を血液に戻す仕組みをブロックして、そのまま尿で出してしまう。強制的に糖尿病にしてしまうような治療である。

なのにお医者さんは今回、eGFRをたいへん気にする。今回の56.2は確かに低いけれど、2年前の50.7ほど悪くはない。eGFRなんてものを算定しなかった昔の人間ドックでも、試算するとeGFR50は40代の頃から結構ある。

「糖尿病の薬ですけど、腎臓の保護に効果のある薬があります。SGLT2阻害薬というもので、これまで処方したことはないかな」これほど心配するということは、素人に分からないだけで深刻な病気なのかもしれない。

他の検査数値はみんな良好なのにと思いながら、なにしろ20年にわたりお世話になっているものだから、「そんなにいい薬なら飲んでみますか」ということになった。

すると、腎臓で戻す糖分を戻さないで尿に出します、とか、脱水症状になりやすいので水を多めに飲んでくださいとか、使用すると体重が減ります、とか後から言い出した。

そんなに副作用があるなら処方するより先に、本当に腎機能が落ちているかどうか調べるのが先じゃないですか、というのは家に帰ってから気がついた話である。

診察が終わり薬局に行って薬を受け取ると、これがまた高い。薬価・管理料で7,000円以上、自己負担額が2,000円以上である。せっかく糖尿病薬を減らして医療費支出を削減したのに、これでは元の木阿弥である。そして、帯状疱疹のように一度飲めば治るというものでもない。

ただ、それだけ腎臓がダメージを受けているなら仕方がない。とりあえず飲んでみて体調が悪くならないかどうかだと思って飲み始めると、これがとんでもないことになった。

まず頻尿、それも夜中のトイレも4~5回でよく眠れない。普段から夜中起きると眠れなくなるので、エチゾラムデパス)を出してもらっているのに、飲み始めてすぐ眠れない状態になった。

そして、全身がだるい。後から考えれば、マイルドとはいえ糖質制限して少なくなっている糖を排泄してしまっては、血糖値がどんどん下がる。血糖値がまともなのに無理やり下げれば、低血糖発作である。

2日しか飲んでいないのに、そして薬を変えたと教えていないのに、奥さんが「急にやせてじいさんになった」と言い出した。これは、ただごとではない。

(この項続く)

 

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