11月17日日曜日。天気がぐずついて金・土と自宅待機だったので、少しでも走っておきたい。朝まで雨が降っていたけれど、雲の向こうに太陽が見えるので出ることにした。近場の片道2kmコースへ。
前回と同じくらいのペースのつもりなのに、ガーミンの数字はkmあたり30秒遅い。途中でとうとう、km7分台に突入してしまった。7分台でゆっくり走ろうと思っても走れないのに、普通に走っているつもりでこれだから初心者は困る。
帰ってGarmin Connectを確認すると、将門前の最終調整で流した時と同じようなタイムだった。2日間休んで休養十分なのにこれである。まあこんなものだろうが、2週続けてハーフなんて無理だと改めて思った。
最近マラソンにばかり関心が集中して、他のことに注意がおろそかになっていた。奥さんから近所のうわさとして「ジェイコムが年寄りの家に来て、よく分からないこと言ってるらしいよ」とは聞いていたが、らーばんねっとがジェイコムに事業譲渡したのは知っていたので、特に何もしなくていいだろうと思っていた。
ところが、やたらと留守電にメッセージが入る。早口で何を言ってるのかよく分からない。仕方なく、らーばんねっとのホームページを見ようとしてびっくりした。ジェイコムのホームページに転送されて、すでにらーばんねっととしての連絡方法はないのである。
らーばんねっとはもともと、住宅都市公団の関連会社である千葉ニュータウンセンターが営業していた。住都公団だから収益度外視で、千葉ニュータウンの販売促進のためインフラ整備としてやっていたのである。地域密着で、運動会とか地元の行事にカメラを持ってよく現れていた。
つい先日、独自放送だったらーばんチャンネルがなくなり、ジェイコムチャンネルになったのも仕方ないと思っていた。ところが、早口の留守電を聞くといろいろ手続きがあるのでお伺いしたいということのようだ。フリーダイヤルに電話して、電話では分からないので文書が欲しいというと、送ってきた。それを見てたいへん驚いた。
というのは、ジェイコムになっても手続きがいらないというのは当面のことで、らーばんねっとのサービス自体が2025年3月で終了するという。それを先に言ってくれという話である。あと4ヶ月少々しかない。
ジェイコムから再々留守電が入るので何事かと思っていたら、来年3月で旧らーばんねっとサービスは終了するという。それを先に言ってくれという話である。
らーばんねっとと長らく契約してきたのは、千葉ニュータウンのデフォルトだと思うからで、地元のスーパーで買い物をするのと同じ感覚である。これまでと同じサービスを同じ値段で提供するならともかく、サービスも違います値段も上げさせていただきますでは、ちょっと待ってくれということである。
ジェイコムは千葉ニュータウンと縁もゆかりもなく、全国のCATV事業を次々と買収している企業である。地元密着にもインフラ整備にも何の関心もないし、彼らにおカネを払ったところで千葉ニュータウンの住環境が改善される訳ではない。
そして、らーばんねっとで提供している地デジ+BSだけのシンプルなセットはなくなり、もれなくCSが付いてくるのでその分価格が上乗せされる。映画もアニメも野球も興味がないので、まったくムダである。NHK受信料が団体扱いで年間2000円安くなるくらいでは追いつかない。
問題は、これまでらーばんねっとがデフォルトと思っていたから、CATVだけでなく電話もインターネットもすべてお任せしていることである。ホームページはあまりにも容量が少ないのでいまは倉庫として使っているだけだが、倉庫だって使えなくなれば荷物を動かさなければならない。
だから、これまで当り前のように使ってきたらーばんねっとのもろもろの環境を、4ヵ月以内に別のところに移さなければならない(ジェイコムに移行するにも手続きがいる)。Windows 10だけと思っていたら、やることが大幅に増えた。
二、三年に一度こうやってシステム関連の大仕事が降って湧いてしまうのは、年寄りにはたいへん厳しいことであり、いまさら仕方がないが住都公団の野放図な経営には苦しめられる。まあ、道路も広いし周囲に緑が多くて千葉ニュータウンは住みやすいのだが。
(この項続く)
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