12月2日月曜日。前の週から続いて天気は晴れ。前日の晩に、故障した車を預けた竜ヶ崎のホンダから、修理ができたので取りに来てほしいとの連絡があった。ひとまず、目の前が真っ暗になるアクシデントは最悪の事態に至らず、安全地帯まで戻れたようである。
WEBをみると、ホンダのハイブリッド車、IMAの故障はよくあることで、私は街中だったからまだいいが、いろは坂の渋滞中に起こったケースもあるらしい。ガソリン車のエンストなら近くの修理工場に持ち込むことができるが、ハイブリッドはホンダでなければ対応できない。
だから、ホンダが休みだったり、販売店・工場のない地域で起こったアクシデントだったら、もっと困ったことになっただろう。そして、山歩きの帰りというのは比較的実害の小さいケースで、マラソン大会に行く途中であれば参加できないし、ショックは数倍大きいことになったと思われる。
事故を起こしたり巻き込まれなかったのが第一の幸運とすれば、実害が最小限だったことは第二の幸運である。4万円の修理代金や、当日常磐線まで1時間歩いたことなど我慢の範囲内である。
とはいえ、北総線・東武線・常磐線・関鉄バスと乗り継いで車を取りに行くのは面倒だし手間である。車で走ると、大した距離ではないのだ。Googleで調べると18kmである。18kmといえば、普段トレーニングしている16kmに2km足しただけである。
だったら、走って行ってしまうか。おカネもかからないし、電車・バス待ちを考えれば時間的にも早く着く。八千代ロードレース前の練習にもなる。WEBをみると、ランナーのみなさんはこの程度の距離は平気で走る。天気も上々、風もほとんどない。
八千代ロードレースの練習を兼ねて、竜ヶ崎まで車を引き取りに走った。18kmで信号待ち含み2時間15分。
利根川を渡るのに栄橋(布佐→布川)と若草大橋(栄町→利根町)があるが、交通量が少ないのは若草大橋である。普通車210円だが、歩行者はタダで歩道もある。北上して適当なところで西に折れれば、龍ヶ崎市中心部に入れる。
準備運動して10時半に出発。ちょうど八千代で本番レースのある時間帯である。2km目に早くもkm7分台に突入したのは、リュックに着替えを背負っているから仕方がない。タイムがかかっている割に、足はそれほど重くない。
小林駅周辺の住宅街を抜け、栄町に入る。国道を渡るのに難儀するかと思ったが、意外とすいていて素早く横断できた。前方に若草大橋が見えてくる。すぐ横を走るのは国道356号だが、バイパスのせいか歩道が雑草だらけで走りにくい。若草大橋まで登って、利根川を渡る。
意外とスムーズに県境を越えた。ここまで信号待ちは1回。ラップはkm7分半で推移。いつもこのくらいゆっくり走れれば、余裕含みでいけるのにと思う。県境から1kmほど走った新利根川が9km地点でほぼ半分。このあたりで左折して龍ヶ崎市中心部に向かわなければならない。
左折するのが早すぎて何度かもとの道に復帰する。結局、交通標識どおりに「龍ヶ崎市街地←」の交差点で折れる。すると、曲がりくねって道幅は狭いものの、ほとんど信号のない快適なルートだった。道なりに進むとそのまま関東鉄道竜ヶ崎駅の前に出た。
このあたりまでほとんど信号待ちはなかったが、市街地はそううまくいかない。14km過ぎたくらいから極端にペースが落ちたのは、信号待ちでやむを得ない。ただ、15kmの通過は1時間51分で、荷物を持って信号待ちがあったにしてはまずまず。このペースでも八千代の関門14.3km1時間50分は大丈夫そうだ。
いつも筑波に行く時のルート、女化(おなばけ)通りに出て右折。あとは、道なりにアップダウンすれば交差点前のホンダに着く。すでに本番の10マイルは超えたが、将門ハーフの時のような大バテはない。坂なのでスピードは出せないが、着実に歩を進めてゴールを目指す。
目的地のホンダディーラーに到着したのは1時15分前。2時間15分で18km。1時の約束だったが、思ったより早く着くことができた。トイレをお借りして、汗まみれのトレーニングウェアを私服に着替える。タイムはともあれ、いい練習ができた。
残りあと5日。あとは長い距離走らなくても大丈夫。足の準備も車の修理も間に合って、あとは当日まで体調を整えるだけである。
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