サイクリングロードに戻れば、あとは国道16号をくぐり、関門のある城橋を経てゴールの陸上競技場まで一本道である。
このあたりでは、道幅が狭く先行するランナーにぶつからないよう気をつけなければならないし、抜く時に気を使う。抜かれたとたんに走り出すランナーもいて、2度同じじいさんにそれをやられた。
以前であれば、何を考えているんだと腹を立てるところだが、将門ハーフで私も歩いている。しんどければ仕方がない、また走り出せばいいのだ。自分の体と相談して無理のない走りをすればいい。13km、14kmのラップが6分50秒台に落ちたのは、そんな具合でペースが一定しなかったからである。
関門の城橋が近づき、給水所の幟りが見えてきた。関門時刻11時50分の看板が何ヶ所か立っているが、時間はそれほど迫っておらず緊迫感はない。給水所で水を取ろうと思ったら、スポドリで甘かった。給水所のすぐ先が関門で、ぎりぎりだったら給水できなかっただろう。
関門通過は制限時間より10分以上前だった。練習して、試走して、関門通過できるだろうとは思っていたが、直前に体調を崩して半信半疑だっただけにうれしい。あとはゴールまで1.7kmがんばるだけである。
しかし、このすぐあとの15kmでスプリットがとうとう7分台に落ちた。将門ハーフの時もそうだったが、関門を過ぎるとほっとしてのんびりしてしまう傾向がある。自分では同じペースで走っているつもりなのに、体が勝手にペースダウンしてしまうとすれば、まだまだ修行が足りない。
ラスト1km、懸命に手足を動かしてラストスパート。でも、がんばっても速く走れる訳ではないし、がんばらなかったからゆっくりになる訳ではない。実際、この日のラスト1kmは、帰って確認したら8kmの折り返し付近のタイムより遅いのだ。
ラスト1km、ラスト500m。競技場はもう目の前だ。競技場に入る。10マイルレースの遅い組は10kmとも小学生とも一緒にならないので、遠慮なく第1レーンを走る。それでも、ゴール前でスパートしてきたランナーに抜かれた。
八千代ロードレースのゴールは陸上競技場。事前準備はしていたけれど、関門をクリアしてゴールまで到達することができた。
ゴール前の電光表示で1時間48分台が見えたので、おお、目標タイムクリアだ、とうれしかった。ランナーズチップを外して記録証配付所に行くと、プリントアウトされた記録はグロスで1時間48分17秒。ネットは1分短縮で1時間47分17秒だった。関門時間以内のゴールという目標達成である。
2日後にRUNNETに出た順位をみると、参加者1074人中89%で、後ろには110人以上いた。8km付近では後ろが90人くらいだったから、後半20人ほど抜いたことになる。順位にはこだわらないが、下位10%よりよかったのはWell Doneである。
体調を崩して3日間トレーニングできず、この日の序盤も意識して控え目にしたので、ここまでできたのはたいへんうれしい。手元ガーミンによると、7km通過は将門ハーフの方が1分程度速かったが、15km通過がほぼ同じ、そして16kmで逆転した。前半スローで入ったのがかえってよかったようだ。
将門・今回とも、15km通過は大体100分。これが現在の実力のようである。昨シーズンのベストが10km1時間8分で、それより速いペースで16kmと21kmを走っているのだから、練習の効果はそれなりに表れているといえるかもしれない。
とりあえずいまは、まず体調を整えること。次のレースは年明けなので、しばらくゆっくりして回復に努めることができる。何といっても、そろそろ70近い年寄り。無理をしては絶対よくないのである。
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ゴール後のランナーズチップ取り外しエリア。今回は、ひいこらせずにここまで来ることができた。右手のテントがロックアイスのアイシング配布場所。スタジアム下でドリンク配布、出口で参加賞のタオルとコーシン乳業賞品。