Go Down Gamblin' ver.6

私taipaが趣味の世界からお送りします

中高年の山歩き 宝篋山から不動峠(前編)

つくば道から不動峠まで歩いた後、体調を崩してしばらく山歩きができなかった。復帰第一戦はどこにすべきか考えたが、あまり人が来なくてハードでないところ、家からそれほど遠くないことが条件となる。前回下りてきた不動峠から宝篋山へのルートがよさそうだ。

歳とともにどんどん活動範囲が狭くなって、標高差もあまりこなせなくなりつつある。その意味では筑波連山は年寄り向けといえそうで、まだまだ未踏のルートはいろいろある。

ネックはシーズンが短いことで、あまり寒いと山頂がアイスバーンだし、暑くなると蜂や虫、蛇の天下でなかなか厳しい。

本丸の筑波山は、そこらじゅうに「進入禁止・天罰下る」の張り紙があるし、加波山から雨引山はマウンテンバイクのタイヤ痕だらけであまり気乗りがしない。それでこの前はつくば道から風返峠を歩いたが、その続き、不動峠から宝篋山までが未踏である。駐車場も大池公園があるので、おそらく大丈夫。

4月5日土曜日。3月になって周期的に雨になり、それが4月も続いている。この週は金・土だけ晴れでその前後は雨予報。桜も咲いたので、大池公園駐車場は混むかもしれない。5時過ぎに出発して、6時半到着。まだ車は少ない。

少ないけれども、すでに大池の周囲にカメラを持った人が何人かいて、筑波山や池をバックに桜をカメラに収めている。私も池まで少し登って写真を撮る。風もなく晴れて山日和だけれど、予報ほど暖かくはない。

まず目指したのは不動峠旧道である。大池と体育館の間の道をまっすぐ山に向かえばいいらしい。宝篋山の山口ルート1・2と共通のようで、道案内が同じ方向である。

取水場のあたりで山口コースと別れを告げる。このあたりにつくば市の宝篋山駐車場があるらしいが、看板が見当たらずよく分からない。それらしき更地はあるが、個人の所有地と間違えたらいろいろ面倒だ。その先、やや登り坂となる。まず不動街道の探索である。

それらしき道が続くのだが、何軒かの農家の先で舗装道路はなくなってしまった。1/25000図で道になっているのはここまでである。そして、鈴木さんの本によると「不動街道」の看板があるらしいのだが見当たらない。石碑はあるけれども、すり減って字が読めない。

単管で川に橋をかけてある先は、どうやら私有地のようである。少し戻って「この先行き止まり」の立札を進むと、廃屋だった。残念ながら、不動街道を見つけることはできなかった。後ほど不動明王から下りる道を探してみたが、急坂の笹薮で標高差100mを下っていく勇気はなかった。

さてどうするか。ロスタイムを最小限にとどめるには、宝篋山山口ルートを登るのがよさそうだ。北条大池まで戻る半分で、登山口に着くことができる。計画とは逆回りになるが、通るルート自体は同じなので万一の場合にも予定表から捜索することができる。

(この項続く)

 

p.s.中高年の山歩きシリーズ、バックナンバーはこちら

大池公園の桜がきれいに咲いていた。下山すると池の周りも駐車場も一杯。

山口集落の道を不動峠に向かって歩く。ここが旧道っぽかったが、残念ながら街道らしき道は途切れていた。

やむなく麓に戻り、山口コースから宝篋山を目指すことに。