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高齢者にとって怖いのはサルコペニア ~5月の健康管理(続き)

さて、先週書いたようにじりじり体重が増えている。昨年の節制でBMI25ぎりぎりまで来ているけれど、特定検診を前にどの程度まで減らすべきか考えた。というのは、BMI25が絶対的な指標ではなさそうなのと、高齢者にとってサルコペニア(筋肉量低下)がさらに怖いからである。

サルコペニアかどうかを判断する指標は、FFMI(除脂肪量指数)である。BMIは体重を身長の二乗で割った値だが、FFMIは除脂肪量を身長の二乗で割る。この値が18を下回ると筋肉量の低下が疑われ、運動機能が低下するとともに疾病リスクも高まるとされる。

BMIについて一律25で線を引き、これを超えると肥満と判定するのはどうかと思うし、個人の体質や体型、長年健康に過ごしてきたかどうかが大切だと思う。特に高齢者にとって筋肉量が低下して運動機能が落ち、それに伴って活力がなくなり免疫機能にも影響するのは避けなければならず、特に注意すべきであろう。

BMIもFFMIも分母は身長の二乗である。BMIは25を下回るべきで、FFMIは18を上回るべきとなると、残りは7しかない。体重マイナス除脂肪量は脂肪量である(言葉どおり)。これは私の身長だと体脂肪率12~13%ということになり、かなりのやせ型でないと無理である。

私の場合FFMIが20を超えるので、さらに難しい。体脂肪率が20%を下回ればそれほど太り過ぎを心配しなくてもよさそうだが、必然的にBMIは25を超える。だとすると、検診の肥満基準BMI25を気にする必要があるのかということになる。

 

高齢者にとって、生活習慣病以上に怖いのは筋肉量の低下によるサルコペニアと、それにより活動量が減るフレイルである。厚労省によると高齢者の死亡率がもっとも低いのは、BMI25より高い層である。

 

あちらを立てればこちらが立たず。両方うまくいくのは恵まれた体質・体格の人だけであろう。普通に考えれば、選択肢は以下の2つしたない。

① 肥満と指摘されるのを許容して筋肉量を維持する。

② 筋肉量が落ちるのを許容してBMI25以下に減量する。

 

これで②を選ぶのはかなり変わり者であろう。普通は①を選ぶ。だから今年の定期検診にあたり、肥満判定を避けるために無理して減量するのはやめた。

酒をやめたくないばかりに、無理やり理屈をひねり出しているという噂もあるが、まあ仕方がない。自分の体に責任を持つのは自分だけであり、他人の判断に従って健康を害するのはくやしい。自分で考えてうまく行かなければ、それはそれであきらめがつくというものである。

 

p.s. 健康管理・糖質制限記事のバックナンバーはこちら

 

 

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