展望台からパープルラインまで、往路よりずいぶん短く感じた。目が慣れたこともあるし、三角点の標高が高く下り坂だったのもあるだろう。そのまま下って登ってきた道を通り過ぎ、雪入山の稜線まで進む。
目印はパラグライダーの離陸場で、立入禁止の柵があるから今は使われていないようだ。ここから飛んでいるのを上からも下からも見たことがない。雪入山の奥にも使われていない離陸場があるが、現在は麓に広い着地点のある足尾山や小町山に集中しているのだろう。
離陸場を過ぎると国有林管理道の分岐がある。電子国土(1/25000図)には載っているが、もちろん舗装されていないし笹が高く繁っている。その先がアンテナ山への稜線である。
頑丈なゲートで通せんぼしているので、3年前に歩いた時は通り過ぎてしまった。だが実際はゲートの横に歩行者が通れる踏み跡がある。アンテナ山まで舗装道路で、奥に雪入山登山道との分岐がある。
パープルラインからアンテナ山への道は閉鎖されているように見えるが、左側に登山者用の通り道がある。山の上まで舗装道路なので安心。

一定の傾斜で登る道で、何ヶ所かヘアピンカーブがある。パープルラインからアンテナ山まで標高差100mあるが、それほどは感じない。
雪入山には3つのピークがある。パープルライン寄りがアンテナ山で、何ヶ所かアンテナ塔があり、電子国土に電波塔マークがある場所である。2つ目が剣ヶ峰で、休憩ベンチのある345独標の位置である。その少し先に地元の「雪入山」標識のある眺めが開けた場所がある。
3つのピークいずれも地理院地図に山名がない。もっとも標高が高いのはアンテナ山で400m弱あり、ここを雪入山と書いてある資料もある。
今回歩いて気づいたのだが、アンテナ山周辺の電波塔には国有林借受の看板が立てられているのと、剣ヶ峰には例の境界標もあるので、この一帯は国有林である。だから稜線と並行して管理道がある。しかし南側は採石場があるように民有地なので、稜線までうるさいことは言わないのだろう。
さて、アンテナ塔までは舗装道路だが、その奥は砂利道となり、やがて登山道になる。地面が土になったとたん、虫の羽音がぶんぶん聞こえてきた。参ったなあ虫除け持って来なかったよと思ったのだが、やがて心地よい鳥のさえずりとなり、虫の羽音も聞こえなくなった。
鳥は虫も食べてくれるのだろうか。それとも虫は鳥がいると逃げるのだろうか。いずれにしても、虫がいなくなるのはありがたい。前の晩が雨だったので、草に水滴が付いて服が濡れる。幅広の舗装道路ではなかった悩みだが、足元にはずいぶんやさしい。
剣ヶ峰が近づくとにぎやかな声。地元の老人グループが早くから登ってきていたようだ。休憩ベンチに6~7人集まって大声で話しかつ笑っている。少し離れたベンチに腰かけてリュックを置く。
この日のお昼はホットレモンと、コモのメロンパン、マルエツブランドのミルクフランスである。そして例によってブルボンのチョコとラムネ。ラムネは森永が品切れだったのでイオンブラントにした。味はほとんど変わらない。
7時半に登り始めて、ここまで2時間ちょっと。まだ涼しいのは何よりである。もう5月下旬だからもっと暑いかと思ったのだが、過ごしやすいしそれほど汗もかかない。ベンチからは麓の雪入集落付近が見える。最初に来た時には登りの道が分からずこの山麓を行ったり来たりしたのだった。
さて、お昼も終わったのであとは下りである。あきば峠までこのまま稜線を辿り、峠から麓に下りる。お昼前には車に戻ることができるだろう。
(この項続く)
雪入山剣ヶ峰にはベンチが整備されている。国有林内の中だが、昔からあるし稜線にはアンテナ敷地も貸し出しているので大丈夫なのだろう。

アンテナ山から後は急に道が狭くなる。前夜の雨で笹薮が濡れていたが何とか無事に通過。

p.s.中高年の山歩きシリーズ、バックナンバーはこちら。