先月導入したホームベーカリー、初回は失敗してしまったが、2回目からはちゃんと焼けて、毎朝の食卓に登場することとなった。奥様からも、たいへんおいしいと評価いただいている。
後から調べたところによると、レシピのスキムミルクを牛乳・生クリームに置き換える場合、量はスキムミルクの10倍で、その1/10だけ水を減らすのだそうだ。20倍入れて水を減らさなかったから、水分過多になってしまったのである。
その後失敗することもなく、普通の食パンから全粒粉パン、さらには黒糖くるみパン、オリーブくるみパンとレパートリーを広げている。こんなにおいしくていいのだろうかと思うくらいである。廃業してしまったパン屋さんに遜色ないし、スーパーに置いてある出来合いの食パンより全然おいしい。
なじみのパン屋さんが閉めてしまったので、先月からホームベーカリーを使って焼いている。意外とおいしく焼けて、スーパーの食パンよりずっといい。
パンを家で焼いているというので、奥さんのお友達から使わない強力粉や全粒粉をいただいた。これで当分小麦粉は補充しなくて大丈夫。生クリームはなくなってしまったので牛乳に、バターも買い足し、イースト菌もそろそろ在庫が切れる。来月からは材料費がかかってきそうだ。
少し心配しているのが電気代である。電気代をチェックしてみたら、パンを1斤焼くと0.4~0.5kwh電力消費が増える。概算で12~15円ほどで、カタログ記載の8~10円より若干高い。10斤焼けば10倍、これから夏になれば使用量が増えて単価が上がるので、さらに厳しくなる。
いまのところ、1斤焼くと大体3日で消費する。月間10斤とすると、強力粉は2.5kg。これを1kgずつ買うと1700~1800円かかる。バターは1回15g、1箱買えば10回分使える。ドライイーストや牛乳も含めて、材料費は月2,500円くらい。これにくるみやオリーブなど具の値段が加わる。
だから月100円前後の電気代は誤差の範囲内で、おいしいパンが食べられるなら許容すべきだろう。食費については過度な節約はすべきではないと考えていて、可処分所得の2割程度は食費(除くアルコール)に、それも国産の原材料にするのが望ましい。
1斤約300円の支出はやむを得ないが、この値段でもスーパーで売るものはおいしくない。なじみのパン屋さんがなくなれば、自分で焼くしかない。コメはほとんど食べないので昨今の状況は分からないが、県内産で5kg3000円、銘柄米で4000円が許容範囲で、JAの売り惜しみはやり過ぎであろう。
突然のパン屋さん閉店はたいへん戸惑ったが、いまのところは代わりをホームベーカリーができたことが重要である。70近くなって毎朝のパンを自分で焼くとは思わなかったが、とりあえずひと段落。ペースがつかめてきたら費用の見直しも少しずつ取り掛かりたい。
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