イラクやブータンから不審なワン切りがかかってきて、これはいかんと思って国際電話を遮断したのが2ヶ月ほど前のことである。それ以降、怪しい国際電話がないのは当然ながら、不審な電話自体が激減したのは予想以上の効果であった。
国際詐欺団の拠点がタイやラオス、カンボジアにあるそうで、この前も現地警察が一斉検挙し、日本の警察が出張した。本当に犯罪が国際化しているんだなあと痛感する。おそらく安下宿に詰め込まれて一日中詐欺電話を掛けているんだろう。ちょっとかわいそうである。
大手メディアでは周知しないが、若い人の所在が分からなくなる事例がかなり多いらしい。
国内でホームレス化している場合もあるだろうが、少なくない数が海外に出て所在が分からないという。半世紀前も沢木耕太郎に影響された深夜特急の人は結構いたが、いまやルフィーの手下である。(山田さんとみいちゃんにもそういう話が出ていた)
いまの日本は、能力があり意欲があっても、それを生かす場がどんどん少なくなっている。まじめにこつこつやるのが好きな人は、低所得を受け入れなくてはならない。他人の上前をハネるか、危ないことをしなければ普通に生活する収入すら得ることが難しい。
半世紀前であれば、遠洋漁業やダム建設現場など、労働条件さえ我慢すれば高収入という仕事があったけれど、現代ではそういう仕事すら低収入で、外国人労働者しか働いていない。外国で働けばひと財産できると騙されてルフィーの手下になり、パスポートも取り上げられて身動きとれないなんて事例が続出しているものと思われる。
その意味では気の毒だし、そういう世の中にしてしまった責任の一端はわれわれにもあるが、だからといってオレオレ詐欺に引っかかったり闇バイト強盗団に襲われる訳にはいかない。
だから海外に拠点を置いて危ない商売をするFC2や、いままたその方向にあるお名前.comとは距離を置かなければならない。
着信履歴をみると、最後にかかってきたワン切り留守電は3月23日、以来1件もない。4月に入ってから全くない。4月は新年度だから電話営業を余儀なくされる新卒者も多いはずなのに、全然ないのも不思議である(残念な訳ではない)。
彼らは普通の新卒が挫折して転職するのを待っているので4月は別に何もないのかもしれないし、国際電話がかからないことで名簿から外れたのかもしれない。一番うれしいのは海外拠点詐欺団が全員逮捕で一掃されたことだが、さすがにそれは無理だろう。
こんなことばかりやっていると、若い人達はますます働く気をなくすだろうし、少子化に歯止めなどかからない。でも、そんなことは正直どうでもよくなりつつある。21世紀末に日本の人口は半減するだろうが、その時もう生きていない。
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