12月23日月曜日。週末は長い距離走ったけれど、人が少ないウイークデイは公園遊歩道である。今週半ばから冬休みなので、もう今年最後の公園かもしれない。
牛久の準備で、インターバル風に5km。先週に続き、km5分台、5km29分台が出た。前日より風は治まるという予報にもかかわらず、冷たい風が吹きつけるきびしいトレーニングだった。一息ついてもう2km走り、早々に引き上げた。
フィットハイブリッドが突然動かなくなり、あたふたと買換えを決めたが、まさにタイミングが一緒だったのは、ホンダとニッサンの経営統合というニュースであった。この2社が一緒になってマーケットを席巻するなどほとんどの人は考えてなくて、ああ、両方とも左前なんだなと思うだろう。
半世紀前、ニッサンはトヨタと肩を並べる自動車メーカーで、ホンダは技術では世界一と言われていたのに、いまや揃って合理化しなくてはならない。時の流れは残酷である。
海外ニュースを見ると、フォルクスワーゲンは工場閉鎖や従業員整理でニュースになっているし、GMやクライスラーはとっくに不景気でトランプの票田になってしまったから、日本だってその波からは逃れられない。半世紀までかからず、あと10年20年のうちに景気がいいのは中国車だけということになるだろう。
ホンダがF1から撤退したのは1992年、30年以上前である。われわれ世代はF1というとセナとかプロストになってしまうが、いまの人達からすると教科書の世界かもしれない。
自動車レースの最高峰にも名前を連ねていたホンダは、国内市場においても存在感を示していた。一世を風靡したマル金・マルビの本(渡辺和博もずいぶん前に亡くなった)でも、シビックはカローラよりずっとおしゃれだと紹介されていたくらいである
ニッサンもシーマの頃まではトップメーカーだったけれども、トヨタに大差をつけられ昔の面影はない。ゴーンが警備員の恰好で海外脱出を図ったのは象徴的で、オールドファンやマニアには寂しい限りであろう。そのニッサンと経営統合しようというのだから、ホンダもまた先行きは暗い。
そもそも、路上で突然運転不能に陥る車が続出していると聞いたら、本田宗一郎はどう思うだろう。
その前からドアロックやミラー格納にも不具合があったのに、車検・定期点検ではディーラーは対処できなかったのである。その時点ではメーカーとディーラーは別だからと思っていたが、ディーラーだけでなくメーカーにも問題があった訳である。
この2社の経営統合に、三菱自動車も加わる可能性もあるという。三菱といえばパジェロが大売れに売れたメーカーである。栄枯盛衰、不滅の組織などないことは、平家物語の言うとおりである。ナベツネもこの世を去り、長嶋父も一線から退いた。巨人軍は永遠に不滅ではなく、読売新聞だってどうなるか分からない。
フィットハイブリットに不具合が出たタイミングで、ホンダとニッサンが経営統合というニュース。HONDAのロゴも、よく見ると古くさい。
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