先週末は、木曜に10km、金曜に5km、土曜に12km走った。八街マラソンまであと2週間。これまで暑くて長距離走れなかったので、そろそろペースを上げていかなければならない。
土曜日の12kmは7月初旬以来3ヶ月ぶりだったが、小雨が降ったりやんだりの涼しさにも助けられて、7月よりずいぶん速く走ることができた。同じように走っているつもりで、意外にタイムがいいのはうれしい。
大会前はあまり長く走らないようにしているので、距離に慣れるトレーニングはあと約1週間。直前はインターバルとレースシューズ試しにあてる予定である。
自民党新総裁選出から数日、あわただしく政治日程が進み、臨時国会召集、新総理指名、内閣・党人事、所信表明が先週終わった。今週は代表質問の後、衆議院解散・総選挙となると報道されている。
しばらく前にランニングしていて、妙に公明党のポスターが増えていることに気づいた。誰が新総裁になっても、臨時国会後解散・総選挙となることは公明党に根回しされていたようである。
石破新首相の閣僚人事。安倍派を外したのと、官房長官・財務大臣が東大卒であること、防衛族が相当数入っているのが首相のこだわりか。
内閣のメンバーをみて思ったのは、安倍派が冷や飯を食わされていること、中谷防衛相・村上総務相あたりにこだわりが見られること、防衛族や菅元首相に近いメンバーが多いことである。こうした点から、総裁選で敵対した旧安倍派を取り込む意図はないと思われ、たいへん喜ばしい。
内閣の顔ともいえる官房長官には総裁選を争った林芳正、財務大臣には加藤勝信が就任した。二人とも東大卒で、論客として知られる首相も、国会のチープな答弁は嫌だったということである。外務大臣の岩屋は総裁選で石破候補の選対本部長だから論功行賞だし、防衛族でもある。
加藤新財務相は課長くらいで退官したはずだから、何階級か特進して古巣に戻ったことになる。当然、成長戦略より財政均衡に関心があると思われるので、その路線ということである。林は岸田派で、もともと宏池会。宏池会系の谷垣グループからも何人か入閣している。
党人事では、副総裁に菅、選対委員長に小泉息子が入った。幹事長の森山はもともと橋本派で、国対委員長、総務会長など党要職を務めてきた。当然菅総裁の時代も含まれており、菅に近い議員といえる。報道では、総裁選を争ったメンバーを要職に迎え、挙党一致体制と伝えられたが、旧安倍派はみごとに外されている(高市氏は固辞したとされる)。
このところ内閣や党の要職にずらりと顔を揃えていた安倍派幹部や安倍に近い議員がいないのは、騒ぎの張本人であるから当り前である。
こうしてみると、石破新首相としては菅元総理の後ろ盾の下、長期政権というより独自色を出したい内閣・党人事だったと思われる。報道では9日解散、総選挙は15日公示、27日投票ということだが、ボロ(不祥事)が出ないうちにさっさとやってしまいたいということかもしれない。
自民党にあまり期待はできないが、しばらく安倍派を後ろに下がらせただけでも石破の手柄である。前回が勝ちすぎたので総選挙は厳しいけれど、立憲民主党が大幅増になるとも思えないし、いま維新は逆風である。議席減でも自公で安定多数は確保するのではなかろうか。
p.s.なんとなく思うこと、バックナンバーはこちら。
↓どれかクリックしていただければうれしいですが、ブログ村は最近広告ばっかりなので、データ無制限でない方はご注意ください。