Go Down Gamblin' ver.6

私taipaが趣味の世界からお送りします

印西国際エコマラソン

22日は夕方から夜中にかけて大気の状態が不安定になり、雷が鳴って激しい雨が降った。しかし気温が高すぎたためか、23日朝には道路はすでに乾いていた。

歩いている時は涼やかな風が吹いてきたのだけれど、走り出したらやっぱり暑かった。これはタイムが出ないなと思ったけれど、途中経過はkm15秒ほど遅いだけである。前々日には30秒遅かったから、かなりの改善である。若干涼しいからか、靴擦れが治ってきたおかげかもしれない。

10周4kmで上がる。平日なのに、何人か走っている。私同様リタイアしたのか、リモート勤務なのか、それとも出勤前の朝ランなのかもしれない。自分も年取ったせいか、他のじいさまの歳はよく分からないし、まして働いているかどうかなんて見ただけでは分からない。

 

先週末に行われたわが印西市市長選挙詳細は別ブログに書いたけれど新人の藤代健吾氏が初当選し、今後4年間の市政を執ることとなった。彼は市内の全戸にカラー印刷のマニフェストを配っており、その中に「印西国際エコマラソンの開催」という項目がある。

マニフェストにあげられた政策や企画は多岐にわたり、4年とか8年でどこまでできるか分からないが、近隣市町村のほぼすべてにマラソン大会があるのに印西市にはない。もしやるとすればどのような形になるのか、以下考察してみた。

印西市長選で初当選した藤代新市長。公約のひとつが印西国際エコマラソンの開催である。

 

印西市にマラソン大会がないのは過去ずっとという訳ではなく、20年ほど前、本埜村にイチゴロードレースという大会があった。それがなくなって以降新たに作られなかったのは、当初合併するはずだった白井市に梨マラソン、栄町にドラムマラソンという大会があったからである。(印西市白井市・栄町・本埜村印旛村の合併で、(仮称)北総市になるはずであった)

昔は建設中の464号で大学か社会人の大会があったし、いまでも予選会は開かれている。隣接する白井市柏市我孫子市、栄町、佐倉市成田市のいずれにもマラソン大会がある。印西市には駅伝の強豪校である順天堂大学(いま別の話題で大変みたいだが)もあるのだから、本格的なマラソン大会があっておかしくない。

そして、お隣の佐倉健康マラソン(現在は小出メモリアル佐倉マラソン)のコースのうち、約10kmは印西市(旧印旛村)のエリアである。バーターで印旛沼の反対側を貸してくれと交渉するのは可能と思われる。

ニュータウンだから、交通量の少ない二車線道路はいくつかある。佐倉コースから旧印旛村まで接続すればハーフマラソン、市中心部の千葉ニューまでつなげばマラソンコースが設定できる。印旛沼湖畔から北総台地の高台まで標高差30~40m、走る分にはきついがそれだけ景色もいい。

問題のひとつは、駐車場が少ないことである。ゴルフのZOZOトーナメントは、違法駐車と渋滞で近隣住民にたいへん不評である。白井梨マラソンは駐車場が少なくアクセスも悪く、佐倉マラソンは駐車場なし・電車推奨である。京成と違って北総線は運賃が高いので、参加者には負担が大きい。

もうひとつの問題は、メイン会場をどこにするかである。印西市陸上競技場が松山下にあるが、交通量が多い上道幅が狭く、そう簡単に通行規制はできない。スタートから1時間くらいが限界かもしれない。ゴールは午後になるし、規制時間が伸びるのは警察がいい顔をしないだろう。

印旛村陸上競技場が岩戸にあるが、スタンドも体育館もない上にアクセスもよくない。付近はサバゲーがあるくらいで、駐車場もそれほど大きくない。スタートにもゴールにも使いにくい。

北千葉道路が一部通ったので、464号旧道沿いの印旛中央公園が使えるかもしれない。ここなら公民館や小学校など雨天時の退避場所も近いが、野球グランドだけで陸上競技場はない。駐車場が少ないのは、他の施設と同様である。この地域で人出が多いのは「吉高の大桜」だが、その時期だって駐車場が足りなくなるのだ。

このように、「国際的なスポーツ大会」を開く場所はほとんどないのが実情である。陸上競技場でなくてもいいなら、北総花の丘公園はじめ広い公園はいくつもあるし、現在開発中の新・清掃工場周辺も使えるかもしれない。それでも栄町とか白井の規模までで、佐倉マラソン手賀沼エコマラソンのように人を集めるのは、かなり難しいように思われる。

 

個人的にそれより心配なことがもうひとつある。調べると、今年4月に印西市国際交流協会主催で「国際交流エコ・マラソン印旛2024」というイベントが開催されている。

香港から4名、シンガポールから34名、日本人・ボランティア合計94名の参加者が、ゴミを拾いながら約20kmを6時間かけて完走(歩いた)ということである。まさか、こういうイベントを想定していることはないだろうか。

確かに「国際」で「エコ」なのだろうが、ハーフマラソンの距離を6時間かけて走る(歩く)のはスポーツ大会とはいえない(マニフェストに載っている上の写真は、おそらくそのイベント)。

「利き酒マラソン」という大会もあるから、スポーツとか記録に必ずしもこだわる必要はないが、「手賀沼エコマラソン」だと思って参加費を払った人が、大規模なゴミゼロ運動をさせられたら2度と印西に来ないだろう。私だって、そんなイベントに5,000円払って出るつもりはない。

こういうイベントを開くつもりでマニフェストを書いたとすれば、新市長も結構な食わせ物である。利き酒マラソンなら考えるが、残念ながら印西市に酒蔵はない。味噌屋は2年前まであったが、廃業した。電算センターや物流基地はたくさんあるが、イベントとは結びつけにくい。

ランニング愛好者としては、小規模であっても地元に市民マラソンがある方がうれしいし、順天堂から招待選手がいるなら香港・シンガポールより見て楽しいが、彼らだって大規模ゴミゼロ運動ではトレーニングにならないから出ないだろう。少なくとも検討されるのが、手賀沼に対抗したマラソン大会であることを願うばかりである。

 

p.s.ランニング関連記事のバックナンバーはこちら

p.s.その2 これまで連載していた中高年の山歩き、糖質制限関連の記事は、Bloggerに掲載するようにしました。こちら。

 

 

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