Go Down Gamblin' ver.6

私taipaが趣味の世界からお送りします

闇バイトに応募して強盗する人達

11月5日火曜日。世間では連休明けだが年金生活者は平常が戻ってきたという感じである。道路も空いて周囲も静かになり、気分も晴れやかになる。

将門ハーフ前最後の5kmロード。本番に備えてkm7分くらいのゆったりしたペースにしようと思っていたら、最初の1kmで6分45秒。5kmの平均ラップもkm6分45秒で、最初から最後までこのペースだった。

帰ってからGarmin Connectで調べたところ、平均心拍数は150に届いていない。息も上がらず足に負担もなければこれくらいのペースでいいような気もするし、後半を考えたらもう少し控えるべきかとも思う。

結局のところ、がんばって走れば速くなる訳ではないし、リラックスすれば遅くなることもないのだ。体と相談しながら余力を残して走る他に方法はない。

 

闇バイト事件についてもうひとつ感じるのは、闇バイトだと分かって応募して指示されて強盗する人達が少なからずいるということである。

マスコミはSNSとか秘匿性アプリにやたらと関心があるようだが、強盗は重罪で少なくとも数年間の実刑だし、少々のバイト料に見合うものではない。少なくとも自己破産は懲役よりかなりましであるのに、それでも指示されればやってしまうのはなぜかということである。

自己破産を選ばないのは知識がないからだが、危ないと分かって闇バイトに応募し、強盗までしてしまうメンタリティはSNSとかそういったことではないように思う。

私の世代であれば「社畜」と言われた人達だし、団塊世代なら学生運動で角材鉄パイプを振り回した人達だし、もっと前なら軍隊で民間人に危害を加えた人達と同じなのである。

 

闇バイト事件で、マスコミはSNSとか秘匿性アプリに注目するが、上の指示にバカになって従うという日本人の生き残り戦略が大きな原因のように思われる。

 

私の若い頃のことでよく覚えているのは、会社で数年上の先輩が「電通鬼十則」を持ち出して、「自分で考えるな。バカになれ」と説教していたことである。自分の頭で考えない人間がどうなるかというと、当時なら社畜になるし、今日ではバイトのつもりで強盗なのである。

闇バイトで強盗する人達は、SNSのせいでもないし昨日今日現れた訳でもない。形こそ違え昔から何度も出てきた人達であり、おそらく日本人のメンタリティがそうなっているのである。

自分自身については闇バイトで強盗することは絶対ないし、社畜にもならなかった。しかしこういう人間は日本の会社では絶対に出世しないし、軍隊にいても同じことだろう。はっきり言えば、日本のムラ社会で生き残れないタイプなのである。(上の先輩社員が私より経済的に恵まれただろうことは想像に難くない。代われと言われても嫌だが)

日本のムラ社会の伝統的な生き残り戦略は、先輩社員の言うように自分で考えるな、バカになれ(=上の指示に絶対服従)だから、窓を破って家に入れと言えばそのとおりにするし、住民をおとなしくさせろと言われれば殴る。学生運動で角材鉄パイプを振り回したのと違うところはひとつもない。

だからいまだに体育会出身者は就職で優遇されるし、日大卒が企業の中枢に山ほどいることになる。そういう人間が生き残る社会だから、バイトでも指示されれば強盗するのが当り前で、借金がどうとか個人情報を握られたなんてほとんど関係ない。

そして、警察が「脅されたら警察に連絡。必ず守る」と言ったところで、誰も信用しない。警察自体も信用できないが、児童虐待児童相談所といっても何もしないし、かつて過労死する前に労基局へと言われても何もしてもらえなかった。建前ではルールを守るといったところで、身内の不文律の方がずっと重いのである。

賞味期限切れのシールを張り替えて出荷するのも平気だし、検査はいい加減に判を押して当り前なのである。これはおかしいと言ったところで自分の仕事が増えるだけ。いつか大騒ぎになるが、その時の責任者の運が悪いでおしまいである。

つまり、闇バイトで強盗までするのは日本人のメンタリティに多くの原因があり、何を言っても直らないし、対策なんて建前だけで誰も守ってくれない。結局のところ自分の身は自分で守るしかなく、マスコミ報道に乗せられてストレスを増やすだけ損ということである。

 

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