Go Down Gamblin' ver.6

私taipaが趣味の世界からお送りします

兵庫県知事選、斎藤知事再選

11月19日火曜日。寒気が下りて引き続き涼しい。前日16km走ったので、この日は短かめ。公園遊歩道で5km周回する。

「一日、二日、みっか」のYouTubeによると、日頃のトレーニングはジョグとインターバルがいいらしい。だから、自己流インターバルの日とした。まず流して、きつめにダッシュして、1000mくらい走った後再び流す。これでも、終わって締めるといつもより速く走っているから不思議である。

今週末は八千代ロードレースまで残り2週間となるので、本番コースを試走する予定である。10マイル全部は交通規制がないと厳しいが、10kmくらい大丈夫なはず。将門マラソンで16kmまでkm7分で走れたから、精神的に多少余裕があるのはうれしい。

 

今日は予定変更で兵庫県知事選の話。

県議会で全会一致の不信任を受け失職した兵庫県の斎藤知事が、出直し知事選で再選を果たした。TVではあまり触れないようだが、この結果はマスコミと既存政党に対する多くの有権者の見方が如実に表れているように思う。

NHKのニュースでは、新聞・TVよりSNSの影響力が大きかったみたいな総括をしているが、これは現象の半面しか見ていない。そもそも、スポンサーに配慮しお笑い芸人がコメントする民放番組など良識ある人は信用しないし、新聞など誰も読んでいない。

それより大きいのは、私もブログに書いたけれど、報道がすべて事実だとしてもそれほど大騒ぎすることではないし、半世紀前なら問題にもならなかったことである。それをさも大ごとのように報道するのは、通販番組と同じでそういう意図が働いていると思わざるを得ない。

 

亡くなった県職員はお気の毒と思うけれど、抗議の自殺をすればみんな正しいかというとそんなことはなくて、そのとおりかどうかは各自がそれぞれ判断する。所定時間外にメールが来たり不手際を叱責されたからといって、普通は誰も死なない。カニやエビも同様である。

ブログでも触れたけれど、県庁が知事排斥に動いた真の動機はマスコミでは触れられない。だから県庁職員が正しいかどうかも外からは判断できず、ましてよその県からは何のことやら見当もつかない。兵庫県民の多くはある程度分かった上で、斎藤知事続投を支持したのである。

マスコミの次に反省すべきは既存政党である。県議会の全員一致で不信任した知事が、有権者多数の支持を受けたということは、自民党の言うことも維新の言うことも信用されていないということである。県下の市長連中も知事交代をアピールしたけれど、恥さらしもいいとこである。

そもそも、どうしても現知事ではいけないのであれば対抗候補を一本化するのが当たり前で、今回だってそうすれば再選を阻止できた。ルペンに勝たせたくないから、マクロンとメランションが候補を一本化したのに習えば、斎藤再選を阻止できたかもしれない。

どうせ勝つと思ったから候補者を乱立して共倒れしたのである。既存政党、そして大新聞やTVはどうやって票読みしているのだろうか。留守電に電話を入れて世論調査のふりをしているから、出口調査まで実態を把握できなかったのだ。マスコミを名乗る資格はない。

 

マスコミ論調では再選はありえないとされた斎藤知事だが、有権者の多くは支持した。これは、マスコミと既存政党への不信感の表れである。

 

自民党の大好きなアベノマスク流に言えば、マーケットは間違えないから勝った斎藤知事が正しいということである。WEBの論調では何が本当の真実なのかみたいな意見もあるけれども、普通に考えれば判断できることである。マスコミ報道がすべて事実であってもそうだし、報道の中には事実に反することだってかなり含まれていておかしくない。

その意味で、今回の選挙結果をみてまだまだわが国の有権者の多くは常識的な判断をできるらしいと分かり安心した。アベノマスクや維新を無条件に支持しているのかと思っていたら、ちゃんと取捨選択しているのである。そして、県庁職員にシンパシーを持っていないこともまた明らかとなった。

これで県庁職員の上の方が、やってられないよと全員辞表を提出したら面白い。実際、夕張市では退職金が出ないと分かった途端、部長級以上全員退職したのだから、県庁だってやってできないことはない。でも、おそらくそうはならない。みんな建前より自分の懐が大切なのである。

県議会だって、出直し知事選は経費のムダ使いみたいなことを言っていたのだから、有権者の判断が出たらそれに反論はできない。もう一度不信任したって結果は同じで、それこそ経費のムダ使いである。そして、彼らも自分の食い扶持が一番大切なので、次の選挙で不利になることはしたくない。

県政の停滞とか耳ざわりのいいことを言ってはいるが、ありていに言えば斎藤知事はワンマンで職員の言うことも議会の言うことも聞かないというだけである。そんなことは過去の知事もよその県でもみんなやってきたことで、それでいいと県民が言うなら誰も逆らえない。県は県民のためにあるのであって、職員や議員のためにある訳ではない。

 

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