山歩き
前回、足尾山からきのこ山を歩き、国有林巡視道を下りて終わった。巡視道から林道に出たのだが、この林道がどこに向かうのか、どこまで続くのか不明であった。 しばらく晴天が続いて登山日和である。当初は筑波山と思ったのだが、冷え込むと標高500mの山道は…
国有林巡視道は、これまで何度か歩いたので少し慣れてきた。三角点に似た標柱が尾根の目立つ場所にあり、近くの木に赤いプラスチックの境界見出票が結んである。境界見出票には通し番号が付けられていて、次は1つ上か1つ下の番号になる。 標柱間の間隔が広…
一本杉峠の休憩所は、これまで道路から見上げたことはあったが、休むのは初めてである。石造りのテーブルとベンチがあり、あまり使う人がいないのか苔で緑に染まっているけれど、使う分には問題ない。腰を下ろして一息つく。 お昼は、奥さんに作ってもらった…
2024年も夏がいつまでも続き、ようやく涼しくなったら11月だった。そろそろ筑波山の季節である。 筑波山も難しい山で、夏は虫や蜂やヘビが多く、冬は凍結して岩が滑る。しばらく前に転倒して負傷したスネの傷跡がまだ残っていて、もう消えないかもしれない。…
至仏山は登るのに4時間かかって帰りのバスに間に合うか心配したが、1時間半ほどで下山できたので予定時間にほとんど遅れることはなかった。 鳩待峠・尾瀬戸倉間は定時バスが運行されていると書いてあるが、実際には乗合タクシーである。だから、12時半を過…
小至仏山から後は、本当にノンストップだった。至仏→小至仏に1時間かかり大丈夫かと思ったが、すぐに木道になったからである。 登りで抜かれたグループに追いついて同じペースで歩く。足場が安定していればこっちのものである。ただ、木道は濡れてコケで滑…
中間点を過ぎると、少し歩きやすくなった。離れた場所から至仏山を見ると、中腹の傾斜が急で山頂近くはなだらかに見える。実際、標高2000mくらいからそれほど滑りやすい道ではなくなる。 そしてとうとう、木道が現われた。ここまでは岩を踏むたびに滑らない…
至仏山登山口は至仏山荘の正面、研究見本園の入口である。100m先に先発したグループの姿が見える。その背後は白く霞み、そこにあるはずの至仏山はまったく見えない。 しかし、紅葉した下草が広がる尾瀬ヶ原は、広々として気持ちよかった。結局のところ、これ…
津奈木橋から先はマイカー規制だが、もちろん歩行者は通れる。ガードマンさんに挨拶して通る。ここから傾斜がさらに急になるのと、ヘアピンカーブが多く行ったり来たりするので時間がかかる。 道幅もすでに1車線なので、行き来する乗合タクシーも私が邪魔そ…
気がついたら、約4ヶ月山歩きをしていなかった。それどころじゃないくらい暑くて、山に行こうという気もおきなかった。 春の時点ではもう一回日光と考えていたのだけれど、熊が徘徊しているし、大気の状態は不安定で毎日雷雨みたいだし、そんな時に無理して…
「中高年の山歩き」シリーズ、Bloggerからはてなに移します。とはいっても、秋の山歩きはまだ再開していないので、次の連載はしばらく先になりそうです。 日光丹勢山のこれまでの記事はこちら。 -------------------------------------------------- 木立の…