一昨日の月曜、雨降りでなく涼しい日はこの日までという予報なのでハーフの試走に出かけた。結果、DNFだったのは仕方ないとして、不覚にも負傷してしまった。
この春の恒例で佐倉コース。朝早くナウマン象公園(印西市双子公園)に行ってみたところ、サイクリングロードの入口に何か書いてある。工事が終了したので通れるようになったというのが一つ、もう一つが通行止の注意喚起である。
工事終了の方は走る場所と関係ないが、通行止の方はこの日走る予定のコースである。この5月からというから、前回走った4月下旬のすぐ後に工事が始まったらしい。
そしてその迂回路というのが、佐倉マラソンの難所である集落までの登り下りである様子。行ってみなければ正確なところは分からないが、地図からみて間違いなさそうだ。これは困ったことになった。
ただでさえこの時期にハーフを走ったことがない上、前回は大バテしてしまったコース。ほぼ平坦だけが救いであるのに、標高差20~30mとはいえかなりの急坂、佐倉マラソンのプログラムにも書かれているくらいである。
参ったなとは思ったが、ここまで来たのだから行くしかない。明日から雨、その後は連日30℃である。走り始めたら、km7分15秒、悪くない。前回同様、11kmの風車公園までは問題なく走れた。
印旛沼サイクリングコース草笛の丘周辺が、工事のため通行止。迂回路というのが集落への登り坂・下り坂で、佐倉マラソンでも難所として注意喚起されている場所である。参った。
ところが橋を渡るとすぐに迂回路の指示、いきなり田舎道に誘導される。そして鋭角に右折して簡易舗装の急坂。歩いてしまおうかと思ったし、実際歩いて登るのが正解だったが、まだ余裕があったので駆け足で登ってしまう。このすぐ後から変調。
下り坂までは何とかなったが、その後足が上がらなくなった。後からガーミンで確認したら、登り坂の後ずっと心拍数は150を超えていた。後半はkm8分台で、まったくペースが上がらない。こうなると完走できれば御の字。とぼとぼ走り続けたが、限界が来た。
19km過ぎで足が攣ってDNFになったのはやむを得ない。10時を過ぎて気温も上がってきたし湿度も高い。走るには適していない日だった。だから歩くのは仕方ないのだが、問題は公園まで約2kmを歩いて戻らなければならないことだった。水ももうないし、自販機なんてない。
ようやくナウマン象公園に戻り、荷物の中から水筒を出すが、こういう時に限ってばっちり保温して氷がほとんど溶けていない。疲れと水不足と、おそらく熱中症気味だったのだろう。どうしようもなくなってベンチに横になる。
そこで足が攣った。懸命に足の三里を指圧して耐えるが、息ができないほどの痛みである。次の瞬間、どうやって落ちたのか分からないうちにベンチの下に転落していた。
近くのベンチにいた人が「大丈夫ですか?」と歩み寄ってきたので、かなり派手に落ちたものと思われた。「すみません、足攣っちゃって」と息絶え絶えに答える。人目があるのでベンチに座り直すが、頭がくらくらしてたまらない。再度横になる。
ヒジとヒザから血が出ている。頭も痛むので落ちたはずみで打ったに違いない。傷が深いのは左手の甲である。ベンチの下の地面はコンクリ舗装なので、勢いよく落ちれば少なくともすり傷は避けられない。メガネも飛んでフレームが歪み、レンズにも細かく傷が付いている。
そして、落ちたのは体の右側なのに左手の甲をひどくケガしているということは、半回転以上左に回って落ちたということである。それだけ勢いもついていたから、傷も深くなる。車に戻れるようになるまで小1時間かかった。
ヒジとヒザ、手の甲の出血はその日のうちに止まってかさぶたになったが、頭の傷が3ヶ所。切れている上に腫れあがって、角材で殴られたんですかという状態である。
まだ頭がふらふらするし、1日に何度か鎮痛剤を飲まなくてはならない。三叉神経痛が治ったばかりで、またイブのお世話になっている。2日後の4日は用事があって外に出なければならないのに、困ったことになった。
つくづく感じるのだが、走るのは健康維持と老化防止のためであり、走った結果体調が悪くなったりケガをしては何にもならない。21km走ることで来シーズンできるだけ楽にと思うからそうしているので、ケガをしたり具合が悪くなっては本末転倒である。
今回の場合は頭(頭頂部)だったので、もっとひどいケガでもおかしくなかった。足が攣って七転八倒する間に一瞬気を失っていたかもしれない。よくないことである。
予定どおりトレーニングするより、まず大切なのは健康でいること、ケガをしないことである。まったく余計なことをしたものだ。
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