奥さんと一緒に、近くのケーズデンキに行く。ホームベーカリーは、パナソニックとシロカが置いてある。台数はあまりない。パナソニックの最新式は場所をとらず見栄えがいいが、0.6斤しか焼けない。他の機械は大きすぎる。夫婦だけなのに一度にたくさん焼いても仕方ない。
ぴんと来ないので、普段は行かないヤマダデンキに行く。こちらも台数置いてないが、ケーズになかった象印がある。大きさも値段も手頃で、上から調理中の内部が見えるのが特色である。それに何だか、家の台所にしっくりくるような気がした。
「スイッチが電気釜と同じで見慣れてるからじゃない?」と奥さん。そういえばそうだ。スイッチの作りやフォントがそっくりである。それはそうと、電気釜で通じるのはわれわれ世代で最後かもしれない。店頭には現品しかなかったので、帰ってからネットで検索。
アマゾンでは中古品しか扱いがない。半額以下ならともかく同じような値段で中古はどうか。価格ドットコムで調べると、もっとも安いのはヤマダデンキのウェブ店舗で税込み1万6千円ほど。ヤマダは象印に強いのだろうか。店頭の現品限りと価格は変わらない。
新規の会員登録はできるだけ回避したいが仕方ない。いろいろ入力して購入。次にナリタヤに行って、冨澤ブランドの北海道産強力粉「春よ恋」やドライイースト、バター、生クリームを買ってくる。強力粉は10kgも買うとかなり割安だが、慣れるまでは小口の方が安全なのでとりあえず1kg。
わが家に到着した象印ホームベーカリー。スイッチの作りやフォントが炊飯器と同じなので見慣れているのが購入の決め手。

2日後にホームベーカリーがやってきた。思った通りしっくりくる。高さが半分なら炊飯器かと思ってしまうようなフォルムである。思い出したのだが、数十年前に使っていた電気ポットもこの色。このスイッチだった。頭のどこかに残っているものである。
さっそく実践。材料を入れて最初の20分ほど全く動かないので大丈夫かとおもったが、「ねかし」という工程らしい。手作りの感覚だと混ぜてから寝かすのだが。上にのぞき窓があるので見ていたら発酵段階でちゃんと膨らんだ。イースト菌はちゃんと働いているようだ。
しかし「橋の~上で~輪になって踊ろう」のアラームで出来上がりを見ると、ずいぶん凹んでいる。発酵した時よりずいぶん下だし、茶色く焦げてもいない。取説をみると水が多すぎたようである。機械と材料の相性や気温・室温でこういうこともあるらしい。生クリームも多かったか。
その日のうちに再挑戦。今回も発酵段階までは同じように膨らむ。初回は出来上がりまで見ていなかったので、どこでつまづいたのか機械前で観察する。しかし今度は頭が凹むこともないし、表面にこんがりと焼き目がついておいしそうだ。きちんと粗熱をとってさまし、翌朝までそのまま置く。
そして切ってみた。中はちゃんと膨らんで空洞もない。しかも味はそのへんの店とは比べ物にならない。レシピではスキムミルクのところ生クリームを入れた。蜂蜜もちょっとだけ。あとは普通の材料なのに、びっくりするくらいおいしい。保存料も着色料も入ってないし、家で作った出来立てである。
まだ慣れていないので手順には改善の余地が相当あるし、材料の配合もいろいろ試してみる必要がありそうだ。とはいえ、なじみのパン屋さん閉店対応はホームベーカリーということでひとまず決着したのは、いろいろな意味で安心したことでありました。
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