大回りして戻ったあたりで、林道分岐にぶつかる。左に行くとつつじヶ丘に戻ると思って右に進んだけれど、これが大きな間違いだった。仙郷林道の続きと思っていた道はどんどん寂しくなり、ついに倒木の先は薮となっていた。ずいぶん歩いたので戻るのは億劫だ。
ふと見ると、それほど古くないピンクテープが見える。それも、次のテープが見える位置に結びつけてある。これはありがたい目印だ。岩だらけの道だが、ところどころ登山靴の跡が見える。登山道であることは間違いない。
テープを追って標高差20~30m登ると、その先は木段が長く続く坂になっていた。ここは見覚えがある。以前湯袋峠から歩いた関東ふれあいの道である(2021年3月)。このまま登ればキャンプ場に着くはずだ。
それにしても、ずいぶんと遠回りした。1時間半あれば多少迷っても着くはずのところ、すでに2時間半になろうとしている。キャンプ場に着いたら、いつかお昼を食べた管理室前の広場で、いい景色を見ながら休憩しようと思った。もちろん、そう簡単には行かなかった。
キャンプ場を目指したつもりが分岐を間違えてしまい、またもや怪しげな道へ。この後は細い踏み跡になり、赤テープを追っていくと湯袋峠からの関東ふれあいの道に出た。よかった。

ほどなく林道に合流し、今度は間違いなく左がつつじヶ丘、右がキャンプ場である。かなり時間がかかったのでこのまま戻ろうかとも思ったが、まずキャンプ場で小休止してゆっくり考えようと思った。それほど歩かずに筑波高原キャンプ場へ。間違いなければすんなり着くはずなのだ。
ヤマケイの登山地図に妙なマークが付いていたので通れないのかと思っていたら、何台か車が止まっている。してみるとこのマークは駐停車禁止のようだが、そんなことを言わなくても林道は本来駐停車禁止である。あえて男の川・女の川間だけそんなマークをしているのは、筑波山神社の差し金か?
「水洗トイレ使用できます」とか親切なことが書いてあると思っていたら、キャンプ場管理棟への道は進入禁止のバリケードがある。この日は業者の姿は見えなかったが、どうやら工事中らしい。いくつかのバンガローがシートで覆われていて、登山者は迂回路を指示される。
ここの管理棟前はたいへん眺めがよく座る場所もあるので、休憩してこのまま戻るのもありかなと思っていた。ところが、管理棟方向に入ることはできない。迂回路はキャンプ場外縁を直登する急坂で、登山道に合流するとキャンプ場の一番上だった。仕方がない。女体山まで登るしかない。
すでに休憩なしで2時間半歩きっぱなしである。しかも道が分からず、いったん標高を下げてまた登るという体力を使うことをしている。とはいえ、頂上まで登ってもあと1時間で絶対迷わない。東筑波コースはちゃんと戻れば1時間半だが、迷ったらもっとかかる。登る方が無難である。
このキャンプ場コースは以前下りで使ったことがあるが、登るのは初めて。眺めが開けたいい場所があると記憶していたが、ひたすらスイッチバックの急坂、その後はまっすぐの急坂だった。さすがに推奨登山道で、この日初めて他の登山者とすれ違った。シニアが何組かとトレランが3人である。
(この項続く)
p.s.中高年の山歩きシリーズ、バックナンバーはこちら。
ひと休みするつもりだったが、筑波高原キャンプ場は工事中で入れない。いくつかのバンガローがシートで囲ってあったので、古いものは撤去するものと思われる。
