9月2日月曜日。まだ大気の状態が不安定で予報は曇りときどき雨だが、朝起きると雨は降っていない。ならばとりあえず走るしかない。
平日なので公園遊歩道。タータンだが施工以来20年以上補修していないので、苔が生えて雨の後は滑る。変にひねらないよう注意して走る。先週雨だったので、私だけでなく2、3人走っている。
10周4km。涼しかったのでタイムは真夏よりよくなった。ただ、家を出る時にはまだ暗くて足元が危ないので、この時間に走るのもそろそろ終わりかもしれない。とはいえ9時台には30℃超えるので、朝食後に走るのもこれまた厳しい。時間に自由が利く年金生活者ではあるが、気候には悩まされる。
昨日の続き。
先月は一気に4kg体重が落ちてたいへん驚いたのだけれど、もうひとつ驚いたのは、ジムの体組成計で測ったところ、これまでとは違った結果が出てきたことである。
体組成計は計測にムラがあって、以前も体脂肪率や体幹部脂肪にかなりのブレがあったのだけれど、今回の結果が正しければ10年来の体組成が変わってしまったことになる。なにしろ、体重が100kgの時も85kgの時もほとんど変わらなかった体水分量が、いきなり減っていたのである。
先月ジムで測った体組成計の数値は、1ヶ月前とまったく変わっていた。これまで体重が落ちると筋肉量と体脂肪が減っていたが、今回は体水分量が激減していた。
残っているもっとも古い体組成分析は9年前、2015年7月のものである。その頃まだ糖質制限を行っておらず、体重は100kgを超えていた。その割には体脂肪率は26.0%でそれほど高くなく、体脂肪量も26.3kgだった。
2019年までの3kg減量は、主にウエートトレーニングで、ウォーキングすら定期的に行っていなかった。その結果、体脂肪が減って筋肉量が増え、3桁体重から改善することができた。
今年7月までの5年間に約15kg減量している。これは、2021年から始めた糖質制限と、2022年からのランニングの効果である。この前後に、体脂肪で6kg、筋肉量で8kg減っている。こういう実績であることから、ダイエットすると筋肉量と脂肪量が並行して落ちていくものと思っていた。
ところが8月の4kg減量の前後で数値をみると、体脂肪も落ちてはいるものの1kg半くらいで、筋肉量が2kg半減っている。何より目立つのは体水分量の減少で、7月まで15kg落としてもほとんど変わらなかった体水分量が、減量した4kg分まるまる減っている。
筋肉量は体水分量を含むから、筋肉量の減少は体水分量の減少によるとみることができ、しかも筋肉量の減少幅の方が少ないから、水分以外の筋肉は逆に増えている計算になる。もちろんブレや誤差はあるとしても、今回の体重減が体水分量の減少によることは確かなようだ。
タニタによると体水分量の適正水準は男の場合55~65%で、この数字だと60.8%なので、異常値という訳ではない(高齢者はもっと少なくてもいいようだ)。とはいえ、これまで約10年間の推移では見られなかった現象で、体が変調をきたさないよう注意しなければならない。
この1ヶ月で思い当たることは、SGLT2阻害薬の後遺症と、塩分制限の2つである。
SGLT2阻害薬は腎臓に働きかけて尿量を増やすので、脱水症状の副作用がある。水分補給はしていたつもりだが、それ以上に体水分量が減った可能性もある。これはよくない方向であり、早めにやめておいてよかった。
塩分制限により体水分量が減ったとしたら、これはよい方向、本来あるべき体の状態に近づいたと考えられる。過去の検査結果を精査すると、体内にNa+イオンが増えたことにより血液や体液(細胞内・細胞間の水分)が増え、それによりいくつかの項目で異常値が出ていた可能性がある。
体水分量4kg減の要因のひとつとして血液量が減っているかもしれず、それはヘモグロビン、ヘマトクリット等の異常値を改善させ、血圧も下げるかもしれない。
あと、ここ1ヶ月ほどの印象として、かなり張っていた太ももやふくらはぎの筋肉が、揺らすと揺れるくらい柔らかくなった。筋肉が張っていたのはぜい肉がなくていいことだと思っていたけれど、もし水分量が多いためむくんでいたのだとすれば、これも改善の方向といってよさそうである。
ともあれ、目標の人間ドックまであと約半月。リバウンドせずいまの体重を維持するとともに、いきなりの不調に見舞われないよう、日々慎重に過ごさなければならない。