10月12日日曜日、前夜から寒いくらいだった。最高気温25℃という予報だが、午前8時で17℃。湿度は90%あるけれども、走らないともったいない。
マスト16km、暑くならなければ21kmの予定で、片道2kmのコースへ。ここは信号もなく起伏もそれほどない上、コンディションにより距離を調節できるのでこういう日の練習によく使う。最初の1kmは7'23"。それほど速くないが、長く走ろうとすると小脳が調節するらしい。
km7分20~40秒のイーブンペースで淡々と距離を重ねる。心拍数はほとんど上がっていないのが分かる(10kmまで140以下)。3周目10kmに入るあたりで太陽が顔を出して少し暑くなったが、4周目で再び厚い雲の中に隠れて涼しい風が吹いてきた。
平均ペースkm7'30"で21km完走。将門マラソン4週前で、昨年より2週間早い。そして21kmブランクは昨年の6ヶ月から4ヶ月に短縮、前回より余裕をもって当日に備えることができそうだ。
アサヒビールのシステムがサイバー攻撃を受けてシステムダウン、受発注ができなくなりコールセンターも停止したというニュースが流れたのは9月末のことであった。私と奥さんがすぐ思ったのは「万一のために電話でできるようにしておけばよかったのにね」ということだが、家でも思わぬところで影響を受けてしまった。
というのは、エノテカのシステムもアサヒビールと共通であるらしく、エノテカのホームページに「システム障害により現在ご注文受付を停止しています」と表示されている。もう半月経つが、いまのところ復旧の目処は立たないようだ。
アサヒビールのシステムトラブルで、エノテカのネット通販もできなくなっている。少し前のグリコは自分達のミスだが、今回はサイバー攻撃によるものだという。

エノテカはもともと独立したワイン商社で、アサヒビールの100%子会社となったのは2015年である。私はそれ以前からエノテカで購入しており、当時からレンタルセラーも利用している。アサヒの子会社になってからも特段の変更はなかったのでシステムは従前のままかと思っていたが、どうやらアサヒビールのシステムを使っていたらしい。
エノテカのワインは正直言って高いし、プリムール(熟成中ワインの先行予約販売)も以前ほど割安ではなくなったことに加え、年金生活の経済的苦境により近年は購入金額が減少している。とはいえ、エノテカしか取り扱いのない銘柄もあるので、そういうワインはエノテカから購入していた。
ところが、システム障害により、現在受付停止中である。ホームページを読む限り、通販システム自体のトラブルではなく、その後の配送システムが使えなくなっていて、受けた注文を処理できなくなっているらしい。通販システムはアサヒの子会社になる以前からのものだからであろう。
現役時代システム関連の仕事もしていたから、いまや業務はすべてシステムに頼っていて、手作業でやれと言われても誰もできないことは想像がつく。システム導入時には手作業時代の人もいただろうが、いまやシステムを使った仕事以外したことがない人ばっかりである。
だから、昨年だか起こったグリコのシステム障害も、店頭に品物が並ぶまで数ヶ月かかった。製造するのにコンピュータシステムはいらなくても、受発注も在庫管理も配送手配もシステムを使わないとできないのがいまの時代である。
加えて、昔ならメーカーが直接販売するのは一次問屋だけで、数も限られているので手作業でできなくはないけれども、いまや問屋も販売店も消費者もメーカーから直につながっている。契約だけでたいへんな数である。復旧するのだって簡単な話でない。
だったら普段からもっとカネを使って、万一の場合のバックアップや代替システムを用意すればいいのに、おバカな経営者はシステム部門を合理化の対象としか考えていない。「万一のことがあると販売できませんよ。売上ゼロになりますよ」と言ったところで、「経費節減は待ったなしだ!!」と逆ギレされるだけである。
家の場合はエノテカから買えなくなっても、多少落ちるワインで我慢すればいいし、その方が節約にもなる。とはいえ、とれる対策があるのにとらず大きな損害を招くのは賢くない。アサヒがスーパードライで沈没直前からⅤ字回復したのは私が社会人になった頃だが、再び沈没に向かうのだろうか。
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